リュート

天使の楽器

リュートは優しい弦楽器です。西洋の梨を半分に割ったような共鳴箱に竿がつき、弦を指ではじくことによって音を出す楽器です。

優しいとは何?って、、本当に音色が優しいのです。人の心に素直に語りかけてくるような弦の響はリュートの大きな特徴です。この弦はガット弦(羊の腸)ですから、天候や湿度、気温にとても敏感で音程が狂ったりすることもあります。なので、とてもせっかちで、忍耐のできない方には我慢のできない楽器かもしれません。「あー、また調律が狂った、、やってらんねー、」なんてね。

そんな意味で演奏している方も、おっとりとして優しい方かもしれません。とても繊細で、優美で、と勝手な想像ですが。リュートを演奏する方を尊敬してしまうのは、私だけでしょうか。

もとは、ウードというペルシア起源の楽器と思われますが、遠く旅をして、日本にたどり着くと琵琶になるのですよ。これも同じ種類の楽器です。材質や演奏方法は違いますが、形はどことなく似てますね。

2022年東京音楽大学付属民族音楽研究所主催講座ピアノの源流~打弦楽器の魅力を探る~より、リュート奏者 水戸茂雄 氏

リュートは、中世から16,7世紀にかけてヨーロッパ諸国で大変人気を博しましたが、いったん忘れられてしまいます。その後、古楽に対する興味も復活し、愛奏する人も増えてきたようです。

その昔、お城の王様は、夜寝るときに、リュートを演奏させて眠りについたとか。また、夜中にがさごそ、ラブ。その時にも盲目の(何も見えないように)演奏家がついていたとか、、、。

やっぱり、リュートを弾く人は忍耐強いと、感じる私です。そして優しいのです。

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